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超新星
それまで星のなかったところに、突然明るい星があらわれて輝くことがあります。

これは巨大な恒星が進化の最終段階で爆発し、明るく輝いて見える現象です。
新星とは名ばかりで実際には星の終末なのです。

最大時の絶対等級は−14から−19等にも達し、太陽(実施等級+5)の数億倍から数十億倍になります。

1つの銀河あたりに数十年に1個のわりでおこるのですが、その多くは遙か彼方の銀河の中に出現するもので、明るさも10等級以下と大口径の望遠鏡でなければ見ることはできません。

最近では1987年に大マゼラン雲の中に出現したものが3等級にまでなりました。

米航空宇宙局(NASA)が7月3日超新星の残がいの画像を公表しましたが、これはカシオペア座の方向にあった恒星が1万年以上も前に爆発したもので、その光が地球に届いたのは今から320年前のことです。

おうし座にあるM1(かに星雲)も超新星の残がいです。
このときの明るさは夜中に本が読めるほどの明るさになったと言われています。

夜空を見上げて見慣れないところに星を見つけたら、できるだけ早く国立天文台へ確認してください。
第1発見者になれるかもしれませんね(笑)