太陽 |
太陽系の中心にあり、地球に最も近い恒星です。 恒星は宇宙に無数にありますが、その中で太陽は、平均的な大きさや明るさをもつごくごく平凡な恒星なのです。 私たちはこの太陽から限りないエネルギーを受けているのですが、このエネルギーの源は太陽の内部で起きている 水素の核融合反応です。 いわば太陽は巨大な核融合炉なのです。 太陽はただまぶしいだけでなんの構造もないように見えますが、(まぶしすぎて凝視することは困難ですが 笑) 望遠鏡で観察すると、ほくろのような黒点があることがわかります。 太陽の表面温度が6千度あるのに対し黒点の温度は4千度程度しかないので黒くなってみえます。 この黒点は太陽の活動が活発なときに多く現れ、その周期は11年で変化しています。 活動期にはいると巨大な太陽風が発生し、オーロラの発生や地球磁場を乱す磁気嵐、はたまた通信障害等を引き起こしたりします。 「天文学なんて興味ないわ」と思っている人も実際にはこういった宇宙環境のまっただ中で生活しているわけです。 【太陽を見るときの注意】 望遠鏡や双眼鏡で直接太陽を見ると、その巨大な熱と光で失明する危険性があります。 必ず太陽観測用の濃い色ガラスを使うか、白紙に太陽像を投影する方法で観察してください。 |