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水星
太陽に一番近い惑星で、太陽の周りを88日でひとめぐりします。
しかも太陽からもっとも離れたときで28°以上にはなりませんので、いつも太陽のそばに見えているわけです。
つまりは水星を見ることができるのは、日没後の夕方の西天のごく低くか、夜明け前の東天のごく低くだけなのです。
真夜中の空に見えるなどと言うことは絶対にありえません。

もっとも見つけやすくなる東方最大離角(日没後の西天)・西方最大離角(日の出前の東天)の時には光度は1〜0等級になるのですが、夜空も薄明るく、単独でその存在を見つけるのは少し困難です

地動説で有名な天文学者コペルニクスでさえ、死の床で「私は生涯、水星という天体を見ることがなかった」と嘆いたほどの天体です。
一度チャレンジしてみてください。