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はくちょう座 |
20時南中 9月25日
南中高度 (北)82度
面積 804度
肉眼星数 139個
設定者 プトレマイオス |
天の川の流れの中で、大きく翼を広げた白鳥が南の方へ飛んで聞く姿をしているのがはくちょう座です。
この白鳥は、大神ゼウスが愛人レダのもとへ通うときに正妻ヘラに見つからないようにと、姿を変えたものです。
夏の大三角形の一角に当たるデネブは「尾」と言う意味を持ちます。
このデネブから天の川にそって十字に結んでいけば翼を広げた白鳥の姿は容易に想像できると思います。
この十字は、南十字星に対して北十字星と呼ばれています。
この十字の先端にあるβ星アルビレオは肉眼ではごく平凡な3等星ですが、望遠鏡で見ると金色をした3.1等星とエメラルド色をした5.1等星がぴったりとよりそった美しい二重星だとわかります。
このデネブのすぐ近くには、地図の北アメリカそっくりな北アメリカ星雲があります。
肉眼でもその存在は淡いながらも確認することができます。
北アメリカ星雲のすぐ隣にはペリカン星雲、翼に当たるε星の側には数万年前の超新星の残がい網状星雲があります。 |
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