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ケンタウルス座
20時南中  6月7日
南中高度   8度
面積      1060度
肉眼星数   168個
設定者    プトレマイオス
弓矢を持って野山を駆けめぐる、荒々しい野蛮なケンタウルス族の半獣神で上半身が人間で下半身が馬という奇妙な姿をしています。
ケンタウルス座は南に低いため、日本の大部分の地方では、地平線上に上半身だけが見える程度ですが、沖縄まで南下するとその全身を見ることができます。
その馬の足の部分には太陽系に最も近いα星(4.4光年)やβ星、南十字星などが、ちょうど南天の明るい天の川の中にあり、とても賑やかな星座です。
このα星は望遠鏡で見ると0.0等星と1.4等星の2個の星がピッタリとくっついている二重星だということがわかります。
この二重星は80年の周期でめぐりある連星です。
この星座の真ん中には有名なω星団があります。
肉眼でも3等級の星のように見えるところから、星につけられるギリシャ文字のωをつけたところ、実際は大型の球状星団だったという訳です。