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へびつかい座
20時南中  8月5日
南中高度   51度
面積      948度
肉眼星数   84個
設定者    プトレマイオス
真夏の宵の南の中天に、大きく立ちはだかっているのが医神アスクレピオスの姿をしたへびつかい座です。

アポロンの息子であるアスクレピオスは半馬人のケイロン(いて座)にあずけられて医術を学び、やがてこの上ない名医となりました。
それは重病人を治すことはもとより、死んだ人を生き返らせることができるほどでした。
しかし、黄泉の国の王ハデスは、死人がこなくて困ると文句をいいだし、アスクレピオスが死んだオリオンを生き返らせたときにハデスの怒りは爆発したのでした。
神々をまとめる大神ゼウスは一族の平和を保つために、雷でアスクレピオスとオリオンを殺してしまいました。
死語オリオン(オリオン座)とアスクレピオス(へびつかい座)は星座に加えられました。

へびつかい座にはたくさんの球状星団がありますが、あまり大型のものはないので、双眼鏡や小望遠鏡では、少し物足りなさを感じるかもしれません。