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てんびん座
20時南中  7月6日
南中高度   41度
面積      538度
肉眼星数   51個
設定者    プトレマイオス
おとめ座の1等星スピカとさそり座の1等星アンタレスのほぼ真ん中あたりにある黄道星座で、3つの3等星がひらがなの”く”の字をさかさにしたような形をしてならんでいます。

もともとはさそり座の爪の部分にあたると見られていた部分なのですが、後にてんびん座として独立させられました。
このてんびんは正義の女神アストラエアが善悪を裁くために使った物とされています。

裏返しの”く”の字の折れ曲がりのところにあるα星は注目すると2.8等のα2と5.2等のα1がぴったりよりそった2重星だと言うことがわかります。
このα星はちょうど黄道上に位置しているので、しばしば月にかくされたり、近くに惑星がやってきて並んで見えることがあります。

現在の秋分点はおとなりのおとめ座にありますが、2000年以上昔はこのてんびん座にありました。
昼夜の長さを等しくしたころに、そのつり合いを天秤で現したのだともいわれています。