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わし座
20時南中  9月10日
南中高度   57度
面積      652度
肉眼星数   70個
設定者    プトレマイオス
夏から秋の宵のころ、天の川をはさんでこと座のベガと並んで輝いているのが、わし座の1等星アルタイルです。

大神ゼウスの正妻ヘラの娘ヘベは青春の女神で、オリンポスの神々が酒盛りをするときに酌をしていましたが、ヘラクレスが自ら火を放った薪の中に飛び込み昇天した後にヘラは娘ヘベをヘラクレスの妻にあたえたのでした。
そうなると酒席で酌をする代わりの者が必要になります。
大神ゼウスは鷲の姿になってトロイの国へ飛び、美少年ガニュメデを酒席につれてきました。
この化身の鷲がわし座になったのです。

わし座の1等星アルタイルは彦星で天の川の対岸にあること座の1等星ベガが織り姫星です。
この二つの星は七夕の星として1対の星とみられていますが、アラビア名dもベガは“落ちる鷲”、アルタイルは“飛ぶ鷲”の意味を持ち1対の星として見られていました。